ドコモ・auよりも、iPhoneを長く提供してきたソフトバンクですが、どの代までが格安SIMを使えるのでしょうか。
日本仕様として初めて発売されたソフトバンクのiPhone 3G以降から見てみます。
iPhoneの仕様
初めの頃、iPhoneは各キャリアに合わせた仕様となっていました。
同じように見えるiPhoneですが、各キャリアが利用する周波帯に合わせたものとなっており、実は若干の違いがあったのです。
しかし、iPhone5s以降のモデルでは日本国内で発売されるiPhoneの仕様が統一され、docomo/au/Softbankのどこのキャリアでも対応できるものに変わりました。
つまり、SIMロックを外せばSIMフリーiPhoneと同じになるわけです。
SIMロック解除で使えるが・・・
ソフトバンク回線を利用したMVNOは無いので、ドコモやauの様にSIMロック解除なしで格安SIMを挿すことができません。
必ずSIMロック解除が必要です。
しかし、ソフトバンクiPhoneで解除できるのは”iPhone6s/6s Plus以降のモデル”から。
それ以前のiPhoneはSIMロック解除ができません。
これにより、iPhone5S/5c、iPhone6/6 Plusは、「解除さえ出来れば格安SIMがフルに利用できるのにそれが出来ない・・・」と大変もったいない状況になっています。
SIMロック解除できないことも無い
実は、強制的にSIMロックを解除する方法も幾つかあります。
例えば、
SIM下駄
比較的簡単に解除できる方法。
SIMカードを挿入するアダプタにコンピュータ基盤のついたアイテムで、これを使うと他社SIMカードでも読み込めるようになります。
失敗例も多く中には、iPhoneが動かなくなってしまうなど最悪なケースも。
脱獄
設定イジリまくる方法。
玄人向きでハードルが高い。
セキュリティが弱くなり、ウィルスの温床になる可能性も。
こちらもiPhoneが動かなくなってしまうケースあり。
業者に依頼
インターネットで専門業者に申し込む方法。
業者の信頼性が問われるところ。
解除料金が万単位で高い。
何れにせよ、どの方法でも自己責任となります。
通常のSIMロック解除が一番無難
結局は、キャリアが定める方法で解除するのが一番無難です。
iPhone5s/5c、iPhone6/6 Plusを持つユーザーにとっては、何とも飼い殺しの様な結果となってしまいましたが、ソフトバンクのMVNOさえ出てくればまだ使える可能性はあります。
これより古いモデルなら、やはり機種変かSIMフリースマホにしたほうが使い勝手が良いと思います。
それでも、いくらショップで解除してもらったからといって格安SIMが利用出来ると保証されているわけではありません。
iOSのバージョンが上がる度にMVNOによってその対応が違いますので、思わぬ不具合を起こす可能性だってあります。
このことはよく把握しておきましょう。